毎日様々に移りゆく心。少しづつ、日記にしたためていこうと思います。 これからの日々、私と一緒にいかがですか?



   
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なお

Author:なお
ご訪問、有り難うございます(^^♪

雨にも負けず 風にも負けず
心はいつも 太陽!
曇る日も こっそり隠れて日差しを届ける。
さぁさ、あなたにも お届けしましょう!
心が ポッと 温まる。
そんな私のブログ。。。

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再会

   
その場所を訪れる予定はなかった。
仕事中、相方のU女史の再訪先に行っていて
お断りされ その小さなコーポを出ようと
大通りにそのまま出れば良かったけれど
何故か裏道に入りこみ あれこれと話しながら車を走らせた。

小さな交差点。
昔ながらの古い酒店の入口。
そこから出て来た男の子の背中を何気に見て
・・・一瞬 のぞかせた横顔。

「あ!チョ、チョット待ってね!ごめんね!」
慌てふためき車を左折させ道路脇に停車させ
唖然とするU女史の視線を尻目に
対抗してくる車の横をすり抜けながら
反対側に止まっていた幌付きの軽トラックに駆け寄った。

妹だった・・・・ゆっぴーと・・・・。

運転席のガラス窓を叩き振り向く妹に声をかけ
そして助手席に座るゆっぴーの元へまわった。

ドアを開け
「ゆっぴー!!!おばちゃんだよ!覚えとる?!」
キョトンとするゆっぴーが小さく頷く。
ゆっぴーは口を開け
「あのね、歯がね大人の歯にね、なるんで」
「うんうん・・・」
言葉にならず、ゆっぴーの頭を撫で
「会いたかったよぉ、元気やったん?」
ただただ涙が溢れ、ゆっぴーのサラリとした髪を撫で
ほっぺを撫で続けた。

もう何か月も会えてなかった。
どこへ居るのかも 生きているかさえ。
捜す手立てもなく、心当たりを頼るすべもなく。
ことごとく空振りに終わった捜すと言う作業。

掛け続け、途切れる事のない携帯の呼び出し音。
何度聞いただろう。
何度 癇癪を起し顔を覆っただろう。

「入退院の繰り返しで連絡が出来んかった。」
痩せ細り実母の顔よりも老婆のようになった妹。

責める言葉は出なかった。
何を言っても涙に変わり
「ばあさんも痴呆が出てきよるけん、
 アンタらの事も忘れる時がくるよ。。。」
親の近況を伝えるだけが精いっぱいだった。

ゆっぴーは保育所にも行けず
ずっと妹が連れているようだ。
どこか淋しげで何か物憂げで。
はじけるように笑っていた数か月前。

あの笑顔はとうとう見る事は出来なかった。

居場所だけはどの辺りか聞く事が出来た。
ただ。。。男と一緒に居る場所へは行けない。。。


バイバイと手を振るゆっぴーを涙の中に閉じ込め


見送った。。。。。


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